冬キャンプ初心者がまず決める装備は、寝袋、マット、テント、バーナーとガス缶、暖房の5点です。順番は寝具から。寝袋はナンガ オーロラテックス ライト 630DX(快適−6℃)、マットはNEMOのエクリプス オールシーズン(R値6.2)。最低気温−5℃前後の晩秋から冬を想定して、1点ずつ選びました。
ギアオタクの本命
冬の装備は、暖房より先に寝具を決める。火の道具は、テントの中では取扱説明書の決まりで使えないことがある。眠る夜の暖かさは、寝袋の快適温度とマットのR値で決まる。
630DX(快適−6℃)とエクリプス オールシーズン(R値6.2)の2点で、92,400円。だから私は、冬の最初の予算を、まずここに使う。
この記事の要点
- 寝袋は快適温度が最低気温と同じか低い物。630DX は快適−6℃・約1,190gで67,100円
- マットはR値5以上が冬の目安。エクリプス オールシーズンはR値6.2で25,300円
- 最低気温が10℃を切る日は、ガス缶を寒さ向けに替える。SOTO CB TOUGH は、レギュレーター付きの機種と満タンの缶で−5℃まで
この記事の内容(12項目)
冬キャンプの装備は、寝具から先に決める
冬の夜を決めるのは、寝袋の快適温度とマットのR値です。ナンガの630DXは快適−6℃、NEMOのエクリプス オールシーズンはR値6.2。この2点で92,400円(67,100+25,300)になります。
この記事は、最低気温−5℃前後の晩秋から冬に、初めて泊まる人のために、5点を優先順位で並べました。順位は、寒さに直接効くかどうかで付けています。
眠れるか・冷えを止めるか・火の順に見ました
最初に見たのは、眠れるかどうかです。次に、地面の冷えを止めるマット。テントと火の道具は、そのあとに決めました。
年の半分以上をテントで寝ていると、冬は夜の長さがそのまま寒さの長さになります。だから私は、暖房の道具より寝具の数字を先に確かめます。
冬キャンプの初心者は何を先にそろえる?
寝袋、マット、テントの順です。最初の泊まりは、最低気温が0℃前後までの場所から始め、予報が−5℃を下回る日は無理をしません。氷点下の予報なら、ガスのバーナーだけに頼らない備えも要ります。
夏の装備との違いは、寝具の数字だけではありません。ガス缶、テントのすそ、火の扱いが変わります。冬の寝袋は冬用寝袋のおすすめ、マットはキャンプマット初心者おすすめ5枚でくわしく比べました。
冬キャンプ初心者向け装備5点の早見表
表は横に動かせます →
| 優先 | 装備 | 選んだ1点 | 数字 | 公式の値段 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 寝袋 | ナンガ オーロラテックス ライト 630DX | 快適−6℃・約1,190g | 67,100円 |
| 2 | マット | NEMO エクリプス オールシーズン | R値6.2・460g | 25,300円 |
| 3 | テント | コールマン ツーリングドーム/SDX | フルスカート・約4.3kg | 25,300円 |
| 4 | バーナーとガス缶 | SOTO ST-310 と CB TOUGH 220 | 2.9kW・−5℃まで | 7,975円 |
| 5 | 暖房 | キャプテンスタッグ×コロナ SZ-32CS | 3.19kW・約12.3時間 | 36,800円 |
ナンガ オーロラテックス ライト 630DX
楽天の最安は 60,390円(10/20 時点)。店によって 67,100円まで開きがあります。価格は日ごとに動きます。
1 寝袋:快適温度が最低気温に届く1本
最低気温−5℃前後なら、ナンガのオーロラテックス ライト 630DX。2026年9月11日に発売された新作で、快適−6℃、下限−13℃、約1,190g、収納は約5.1Lです。
表の生地は防水透湿で、冬のテントの壁に付く結露にも備えます。
下限温度で買うと、番手1つぶん寒くなります。快適温度の行だけを読んでください。ここは微妙です。67,100円は、冬の装備の中でいちばん大きな出費です。
2 マット:R値5以上を1枚で
地面の冷えを止めるのはマットです。NEMOのエクリプス オールシーズンはR値6.2・厚さ10cm・460gで、R値1あたり4,081円。メーカーの言葉で、R値5.4が「オールシーズン」、8.5が「厳冬期」です。雪の上で泊まるなら、7以上を目安にします。
ここは微妙です。空気で支えるマットなので、穴が開けば抜けます。補修パッチを袋に入れて持っていきます。凍る寒さの中では、口で空気を入れるのは避けます。
NEMO エクリプス オールシーズン
楽天の最安は 24,035円(10/20 時点)。店によって 30,881円まで開きがあります。価格は日ごとに動きます。
3 テント:すそのスカートで冷たい風を止める
コールマンのツーリングドーム/SDXは、フライのすそと地面のすき間をふさぐフルスカート付き。コールマンは、冬は冷たい空気の流入を防ぐと説明しています。
ソロ用で約4.3kg、25,300円です。2026年9月に出た新作です。
ここは微妙です。スカートは冷たい空気を防ぐ物で、雪の上の泊まりを保証する物ではありません。コールマンの取扱説明書は、テント内の火気に一酸化炭素中毒などのおそれがあると警告しています。
家族で使うならSDXのレビューの次に、大きなテントも見てください。
コールマン ツーリングドーム/SDX
楽天の最安は 21,780円(10/20 時点)。店によって 32,210円まで開きがあります。価格は日ごとに動きます。
4 バーナーとガス缶:10℃を切ったら寒さ向けの缶へ
最低気温が10℃以上ならふつうのCB缶、10℃から0℃は寒さ向けの缶です。SOTOのレギュレーターストーブ ST-310(7,480円)は2.9kWで、外気温25℃から5℃まで一定の火力。
CB TOUGH 220(495円)を組み合わせると、レギュレーター付きの機種と満タンの缶で−5℃まで使えるとSOTOは説明しています。
ここは微妙です。缶は使うほど冷えるので、満タンから使い始めます。氷点下の予報なら、ガスだけに頼りません。缶は器具ごとの専用の物を使い、テントや車の中では使いません。ガスの値段や使い分けはCB缶とOD缶の違いに書きました。
SOTO レギュレーターストーブ ST-310
楽天の最安は 6,980円(10/20 時点)。店によって 8,999円まで開きがあります。価格は日ごとに動きます。
SOTO CB TOUGH 220 ST-712
楽天の最安は 495円(10/20 時点)。店によって 1,473円まで開きがあります。価格は日ごとに動きます。
5 暖房:石油ストーブは、決まりを読んでから
キャプテンスタッグ×コロナのSZ-32CS(ダークグリーン)は、暖房出力3.19kW、タンク3.8Lで約12.3時間燃えます。重さは約6.3kg、値段は36,800円。電気を使わず、赤熱式の燃焼筒がオレンジに光ります。
ここは微妙です。点火装置は付かず、点火用のライターが別に要ります。キャプテンスタッグが挙げるテント内で使える条件は、上下の通気口、取り外せるフロアシート、可燃物から100cm以上の距離です。
条件を満たすテントだけで、取扱説明書のとおりに使います。初心者は、まず寝具で寒さをしのぐ順番でも十分です。
1点ずつ買い足すと、合計はこう増える
寝袋の67,100円から順に足すと、マットまでで92,400円、テントまでで117,700円、バーナーとガス缶まででは125,675円、暖房まででは162,475円です。
1〜4の合計のうち、寝袋とマットが約74%(92,400÷125,675)を占めます。
手持ちのテントを使えるなら、寝袋・マット・バーナーとガス缶の3つで100,375円です。暖房の36,800円は、泊まってから足す順番でも遅くありません。
どんな人に合う?
いちばん合うのは、最低気温−5℃前後の晩秋から冬に、初めて泊まる人です。寝袋とマットの2点が決まれば、冬の夜の大半は決まります。ほかの道具は、泊まってから足りない物を足します。
春から秋だけなら、この記事の装備は大きすぎます。寝袋初心者おすすめ5選から選ぶと、予算が半分以下で済みます。
よくある質問
冬キャンプ初心者は何を先に買う?
寝袋とマットです。ナンガの630DX(快適−6℃)とNEMOのエクリプス オールシーズン(R値6.2)で、92,400円。眠る夜の暖かさは、この2点で決まります。
冬キャンプのマットはR値いくつ必要?
雪の無い冬なら5以上です。雪の上なら7以上というのが私の目安で、メーカーの言葉では、R値5.4で「オールシーズン」、8.5で「厳冬期」です。
冬キャンプのガス缶は何℃から寒さ向けに替える?
最低気温が10℃を切る日からです。10℃以上ならCB缶で足ります。氷点下の予報なら、ガスのバーナーだけに頼りません。
冬キャンプの装備は、全部でいくらかかる?
暖房を除く4点で125,675円、暖房まで足して162,475円です。手持ちのテントを使うなら、寝袋・マット・バーナーとガス缶で100,375円になります。
