徒歩やバイクならモンベルのムーンライト テント1(1.49kg)、車ならogawaのステイシー ST-II(前室の奥行き110cm)、冬も使うならコールマンのツーリングドーム/SDX(フルスカート付き)。公式で数字を読めた12張りを、床1㎡あたりの重さと値段に直して選びました。
ギアオタクの本命
重さは、床面積で割ってから比べる。テントの重さの大半は生地とポールで、床が広ければその分だけ増える。公式の数字で割ると、3.9kgのステイシー ST-II は床1㎡あたり1,182gで、約4kgのツーリングドーム/ST の1,587gより軽い。だから私は、総重量だけの順位表では決めない。
この記事の要点
- 公式の重さは、ペグや張り綱を入れた数字と入れない数字が混ざっている。モンベルのムーンライト テント1は、同じ1張りで1.49kgと1.71kgの2つが書いてある
- 前室の奥行きを公式の図や文で読めたのは6張り。ステイシー ST-II の110cmがいちばん深く、タニ オズモ 1Pが75cm、モンベルの2張りが55cm
- バンドックのソロティピー 1 は、生地をポリコットンに替えると約2.2kgが約4.8kgになる。火の粉に強いという説明と引きかえに、2.6kg増える
この記事の内容(11項目)
ソロテントの重さは、822gから4.8kgまである
ニーモのホーネット オズモ 1Pは、公式の最小重量が822g。バンドックのソロティピー 1 TCは約4.8kg。どちらも1人で寝るためのテントで、重さは約5.8倍違います(4,800 ÷ 822)。
「軽いほうが良いテント」とは決められません。床の広さも、前室も、重さに何を含めるかも、メーカーごとに違うからです。
私はこう選びました
私が最初にやったのは、公式の重さを床面積で割ることです。次に、前室の奥行きが公式の図や文に数字で書いてあるかを見ました。靴と濡れた荷物の置き場は、数字が無いと比べられないからです。
そのうえで、徒歩やバイクは2kgを切る7張りの中の値段、車は前室の深さ、冬はすそから入る風を止める作りで、本命を1つずつ決めました。
ソロテント12張りの比較表:軽量な順に並べる
表は横に動かせます →
| モデル | 重さ | 床面積 | 前室の奥行き | 公式の値段 |
|---|---|---|---|---|
| ニーモ ホーネット オズモ 1P | 822g(最小) | 1.9㎡ | − | 68,200円 |
| ニーモ タニ オズモ 1P | 1.12kg(最小) | 2.2㎡ | 75cm | 88,000円 |
| モンベル ステラリッジ テント1+レインフライ | 1.15kg | 1.89㎡ | 55cm | 49,000円 |
| アライテント トレックライズ0 | 1,250g | 1.64㎡ | 40cm | 50,600円 |
| アライテント エアライズ1 | 1,360g | 2.05㎡ | − | 53,900円 |
| モンベル ムーンライト テント1 | 1.49kg | 1.89㎡ | 55cm | 32,000円 |
| スノーピーク ファル Pro.air 2 | 1,710g | 2.73㎡ | − | 39,490円 |
| ogawa ステイシー ST-II | 3.9kg | 3.30㎡ | 110cm | 54,780円 |
| コールマン ツーリングドーム/ST | 約4kg | 2.52㎡ | − | 21,780円 |
| コールマン ツーリングドーム/SDX | 約4.3kg | 2.52㎡ | − | 25,300円 |
| DOD ライダーズワンタッチテント | 約4.3kg | 3.26㎡ | − | 23,580円 |
| バンドック ソロティピー 1 TC | 約4.8kg | 2.20㎡ | − | 49,500円 |
本命は、徒歩やバイクがムーンライト テント1、車はステイシー ST-II、冬も使うならツーリングドーム/SDX です。
モンベル ムーンライト テント1
公式の「重さ」は3種類:総重量と最小重量の違い
早見表の重さは、同じ意味の数字ではありません。モンベル・アライテント・スノーピークとニーモの最小重量は本体+フライ+ポールだけの数字で、コールマン・DOD・バンドックは何を含むか書いていません。
モンベルのムーンライト テント1は、ペグ・張り綱・袋まで入れた総重量が1.71kgで、差は220gあります。店の商品名に並ぶ重さがどちらの数字かで、1割以上ずれます。
床1㎡あたりの重さと値段を計算する
| モデル | 床1㎡あたりの重さ | 床1㎡あたりの値段 | 1gあたりの値段 |
|---|---|---|---|
| ホーネット オズモ 1P | 433g | 35,895円 | 83.0円 |
| タニ オズモ 1P | 509g | 40,000円 | 78.6円 |
| ステラリッジ テント1+レインフライ | 608g | 25,926円 | 42.6円 |
| ファル Pro.air 2 | 626g | 14,465円 | 23.1円 |
| エアライズ1 | 663g | 26,293円 | 39.6円 |
| トレックライズ0 | 762g | 30,854円 | 40.5円 |
| ムーンライト テント1 | 788g | 16,931円 | 21.5円 |
| ステイシー ST-II | 1,182g | 16,600円 | 14.0円 |
| ライダーズワンタッチテント | 1,318g | 7,228円 | 5.5円 |
| ツーリングドーム/ST | 1,587g | 8,643円 | 5.4円 |
| ツーリングドーム/SDX | 1,706g | 10,040円 | 5.9円 |
| ソロティピー 1 TC | 2,182g | 22,500円 | 10.3円 |
床1㎡あたりの重さは433gから2,182gまで、約5倍の開きです。3.9kgのステイシー ST-II は1,182gで、約4kgのツーリングドーム/ST の1,587gより軽い。総重量の順位とは、並びが変わります。
徒歩やバイクのツーリング:本命は モンベル ムーンライト テント1
2kgを切る7張りの中で、値段も1gあたりの値段(21.5円)もいちばん低い。前室の奥行き55cmが公式の図に書いてあり、靴とザックの置き場を数字で確かめられます。
ここは微妙です:床は台形で足側が70cmしかなく、ポールの袋は長さ56cmあります。春〜秋に背負うか荷台にくくる人の1張りです。
もっと軽くしたい人は ホーネット オズモ 1P:822gで、ムーンライトより668g軽い。値段の差は36,200円なので、1g軽くするのに約54円かかります(36,200 ÷ 668)。
前室の奥行きを公式で読めなかった所は微妙です。この値段を軽さに払える人だけが選びます。
ニーモ ホーネット オズモ 1P
幅が欲しい人は ファル Pro.air 2:床1㎡あたり626gで、ムーンライトより軽い数字です。床1㎡あたりの値段も、2kgを切る7張りでいちばん低い。
前室の奥行きは公式ページで読めませんでした。荷物を中に入れて寝たい人に向きます。
スノーピーク ファル Pro.air 2
車:本命は ogawa ステイシー ST-II
決め手は前室の奥行き110cmで、12張りの中でいちばん深い数字でした。床も3.30㎡あり、ツーリングドーム/ST より0.78㎡広いのに重さはほぼ同じです。
気をつける所は場所で、公式の区分は2〜3人用、推奨の設営面積は6×6m以上。区画の広さを先に確かめられる人に勧めます。
ogawa ステイシー ST-II
値段をおさえたい人は ツーリングドーム/ST:床1㎡あたりの値段がステイシーの約半分です(8,643 ÷ 16,600 = 0.52)。ポールは FRP で、公式は前室の寸法を書いていません。ここは微妙です。まず1張り目を安く買いたい人に向きます。
コールマン ツーリングドーム/ST
冬も使う:本命は コールマン ツーリングドーム/SDX
冬に効くのは、フライのすそに付く布(スカート)です。12張りの中で、公式が「フルスカート」と「オールシーズン対応」の両方を書いているのはこのテントだけでした。
ツーリングドーム/ST との値段の差は3,520円です。雪の重さについて公式は何も書いていないので、冬のキャンプ場で風を止めたい人の1張りと読みます。
ST との差はツーリングドーム/SDX のレビューで詰めました。
コールマン ツーリングドーム/SDX
TC(ポリコットン)は、2.6kgと引きかえ
バンドックのソロティピー 1 TC は、同じ形のポリエステル製(約2.2kg)から生地を替えただけで2.6kg増えます。公式の説明は「焚火の火の粉にも強く」までで、燃えないとは書いていません。
フライには「完全防水ではございません」と注意書きがあります。焚き火のそばで長く過ごす、車で行く人のための生地です。
バンドック ソロティピー 1 TC
買わなくていい人
- ファミリー用のテントを持っていて、年に1〜2回だけ1人で行く人。
- 車で行くのに、軽さにお金を払おうとしている人。1gあたり80円台の良さは出ません。
- まだ1泊もしたことがない人。貸し出しのあるキャンプ場で試してからでも遅くありません。
よくある質問
ソロテントの総重量と最小重量は、どちらを見ればいいですか
背負う人は総重量です。書いていないメーカーが多いので、「本体+フライ+ポール」にそろえて比べ、そこに約220gを足します。
ソロキャンプのテントは、1人用と2人用のどちらですか
背負う人は1人用にして、前室の奥行きが書いてあるテントを選びます。荷物を中に入れたい人と車で行く人は、床幅120cm以上のほうが楽です。
前室が広いソロテントはどれですか
ステイシー ST-II です。公式に奥行きが書いてある中では110cmがいちばん深く、タニ オズモ 1Pが75cm、モンベルの2張りが55cm、トレックライズ0が40cmです。
この記事に出てきた道具
広告・画像:楽天市場出典(公式ページ 17本)
- モンベル 公式オンラインストア ムーンライト テント1
- モンベル 公式オンラインストア ステラリッジ テント1 本体
- モンベル 公式オンラインストア ステラリッジ テント1 レインフライ
- コールマン 公式オンラインショップ ツーリングドーム/ST
- コールマン 公式オンラインショップ ツーリングドーム/SDX
- スノーピーク 公式オンラインストア ファル Pro.air 2
- ogawa 公式オンラインストア ステイシーST-II
- ogawa 公式オンラインストア タッソ
- DOD 公式 ライダーズワンタッチテント
- カワセ(BUNDOK)公式 ソロティピー 1 TC
- カワセ(BUNDOK)公式 ソロティピー 1
- カワセ(BUNDOK)公式 ソロドーム 1
- NEMO Equipment Japan 公式 ホーネット オズモ 1P
- NEMO Equipment Japan 公式 タニ オズモ 1P
- アライテント 公式 エアライズ
- アライテント 公式 トレックライズ
- モチヅキ(MSR 日本の正規代理店)公式 ハバハバシールド